第3分科会
自立に向かってゆれる思春期
―中高生・青年―
助言者 | 竹沢清美 | |
川添英雄 | ||
司 会 | 稲葉光洋 | |
記 録 | 笠原美苗子 |
自己紹介と話し合い
A 高橋の臨時教員。
B 中学に入ると子どもが見えない。
C 高校の受験がくるくる変わる。
助言者(川添) よろしく。
助言者(竹沢) 中学では、クラスに2人ずつ不登校生がいる。家庭的な問題で来られない子もいる。学校に対する意 見をどんどん親も言ってくる。形から入る指導が強められている。不満を弱い子に向かってしまう。学年総会を2回や っている。
司会 自由に発言できる学校づくりは?
D 臨採の先生のバックアップをしている。
E 非常勤をやっている。アメ・ガムのもちこみがある。勉強はかなり力を入れている。かげで悪いことをする。トイレをこわされる。生徒指導で矢面にたたされている。出張するのにも書類を作らなくてはならない。
D 臨採は1年だけとは限らない。
司会 服装・アメ・ガムの問題はどこでもある。生徒のいたずらが頻繁。
助言者(竹沢) 教師はコーディネーターの働きをするのがよい。 子どもの自立をうながしている。
司会 子どもを通して学校の印象は?
B 学級だよりを細く書いてくれる。形から入る。子どもにうでまくりの仕方も決められている。茶髪にしてきた子がいた とき、先生に囲まれておこられている。
助言者(竹沢) いつまでに茶髪をなおすか聞く。
司会 なおしてから来なさいという指導。
D 家へ帰ってきてからなおる子は茶髪にしない。帰すのは教育的ではない。なぜいけないのか言わないで、手帳に書いてあるからとなる。
助言者(竹沢) 管理的にするのを親が望んでいる。
司会 入試制度については?
助言者(川添) 学区がなくなる。推薦がなくなる。内申書が絶対評価に変わっている。1、2、3年の評価が出てくる。 試験と内申は5対5が多い。総合問題はたいへん。求める生徒像を出している。
D 総合問題はA、Bに分かれている。60分で5教科を入れている。親や子どもや学校はとてもピリピリする。
C 東京では伝統的なところは独自問題である。
助言者(川添) 一部の高校で連絡会をつくっている。有名大学に入れるため。
司会 統廃合で余った人を他へまわす。
D 臨任の数を増やす。県2800円。志木市1500円。市では安上がりに使う。非常勤で生活保護の対象になるくらい賃金は低い。
C 東京都は交通費もでない。
D くるくる変わる制度に親や教師がふりまわされている。
司会 臨時の先生の採用はあいまい。
A 愛知では、臨時を何年かしたら一次を免除している。
E 臨採でいいように使われている。
A 高校では考えさせるような授業はできない。次の仕事はどうなるか不安。
D 臨採の先生はもち手のない学年に配置される。ものいわぬ安上がりの教員作り。月一回勉強会をやっている。
A 不登校になった子に手がさしのべられない。3年でも友達がいないとやめてしまう。
助言者(川添) 不登校の子どもはやめてしまう。人のことまで気を配れない。クラスのメンバーをみてやめた子もいる。留年した子の中には、問題をおこしてしまう子もいる。子どものエネルギーを学力にどう結びつけるか、試験の日程は 確保したい。普段は勉強しないのでその期間くらいはさせたい。
高校生は化粧をほとんどしている。茶髪=学力不足・問題行動に結び付けている。
F 親が子どもの話を聞いていない。自分の気持ちを聞いてくれる人を求めている。子どもが神経をつかっている。
E 進路は自分で選ぶ。
G 子どもは高校生で、自分で何をやりたいかを考えている。決められない。人生は長いので見守りたい。
司会 自分探しの年齢である。子どもを深く理解していきたい。
申し合わせ事項
1 教育基本法の改悪を許さないようにしよう。
2 採用試験の情報公開と臨採者の待遇改善を要求していきましょう。
3 学校だけでなく、親・教師等、話し合う場を多く持っていきましょう。
市への要望事項
1 少人数学級の実現を要望します。
2 臨採者の採用の待遇改善を要求します。
3 教育予算を増やし、ゆきとどいた教育をおこなえるよう要望します。