第2分科会

子育てトークトークⅡ学校教育

本音を聞こう、語ろう、親・教師
―OBも語ろう、地域の教育―

助言者  田 口 靖弘
      竹 沢 清美
司 会  佐久間 夕貴
記 録  志満津 峰子

《参加者紹介》

新堀小教員
石神小教員
新座の性と子育てを考える会
東野小教員
学童保育の会4
年金者組合

《話し合い》

☺ 小学校の中で高学年の指導が難しい。男の子が幼くなってきていて、よく言えば素直。悪く言えば未発達、手ごたえがない、教師と向き合わない、孤立を恐れて静かにしている
☺ 学校は子どもを自立へむけて育てているが実際は違う。自立へ向かわない方向に行っている。
☺ 5日制になり教員子どもともに忙しくなっている。
☺ きょういく改革が進み学校選択制・学力テストが具体化され、家庭にどのような影響を与えているか聞きたい。
☺ 共働きの家庭・母子家庭などいろいろな家庭が増えている。学校にかかわれないようになっているためか懇談会などの出席率が悪い。
☺ 格差・貧困が激しくなっていて、学校行事に出たくても生活がかかっているので昼間は休めない。
☺ 働く母親が増えているのでPTAなどの役員会は夜にやったらどうか。そうすれば役員の引き受けても増えるのではないか。
☺ お互いを良く知らないことから誤解や勘違いが生じる事もある。キーワードはかかわり。懇談会などでどんどん話すことで理解が深まる。
☺ お互いにやれることを見つけて一緒にやっていこうという活動をしていくと楽しくなる。かかわりが育つと参加することが楽しくなる。
☺ 夏休みの宿題の丸つけ、音読などの宿題を家庭でやることの理解ができていない。学校からのメッセージが伝わってこない。
☺ 学習の基本的なことは、1・2年生のころは親子で一緒に見守っていく中でやる、きちんとした学習する姿勢を作っていくことは昔からの大人の共通の認識だと思っていた。
☺ 現在行われている学力テストがどんなものか親が理解しないといけない。
☺ 世論調査で5~6割の保護者が賛成している。自分がどの順位にいるのか知りたいと思っているが勉強しようという意欲とは違う。
☺ 子どもが学力テストのみで学校をブランド化し、勉強ができる学校がいい学校と差別するようになる。
☺ 学校も国語と算数のテストだけで子どもに順番をつけ、それ以外の能力は認めないようになる。


申し合わせ事項

学校は子どもの持ち味を引き出そうとしているが今の世の中は逆に向かっている。学校でも家でもそのように育てられていないため、自分に自信がない子が増えている。家庭でも子どものいいところを伸ばすよう育ててほしい。
教師が親と仲良くすることで親・子の事がわかってくるので横の関係を大事にしていきたい。
親に理念を持ってほしい。学校や教師と考え方が違った時は納得いくまで話し合いをしてほしい。

市への要望事項

1.国語・算数だけで子どもに順位をつける学力テスト廃止してほしい。