大 会 宣 言

新座市のお母さん、女性のみなさん、男性のみなさん。
今年も多くの方々の参加により新座母親大会が開催されました。

アメリカに追随する日本政府は、「戦争放棄」を誓った憲法九条をふみにじり、憲法を「五年をめどにした改憲」をかかげるとともに、改憲に先立って「集団的自衛権」に関する政府の解釈を変更して、自衛隊の海外での武力行使を可能にしようとしています。

さらに、教育基本法の動きも強まっています。
教育基本法改悪法案の成立を臨時国会の最優先課題にあげて強行をはかろうとしています。
政府が提出して前国会で継続審議となっている教育基本法改悪法案は、現行教育基本法案第十条の、教育は「国民全体に対し直接に責任を負って行われるべき」との規定を削除して、国家権力が教育に介入できる仕組みをつくるとともに、「国を愛する態度」などの徳目を教育の目標にすることによって、子どもと国民の内心の自由を踏みにじるものです。

 また、生活を苦しくする医療制度改革、年金改悪、雇用情勢も深刻です。
長時間・過密労働による過労死・健康破壊など増加の一途をたどっています。

 子どもたちに平和と明るい未来を手わたしたい、それが私たちの切なる願いです。

 本日、各分科会で話し合われた一つ一つの問題を改善していくためには、私たちが憲法を深く学び、国・県・新座市にその精神を生かした行政を要求していくことが急務です。

 生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます。

 女性も男性も生き生きと働き、豊かな老後を過ごせるよう運動をすすめていくことを新座母親大会の名で宣言します。


 二〇〇六年  十月二十二日

第三十二回新座母親大会